メーカーによって呼び名が「ライティングレール」「配線ダクトレール」などありますが、すべて同じ規格で製造されています。
従って、それにはめ込む部分の仕様も共通化されています。(残念ながら、世界ではなく日本国内で、ですが。)また、大きく2つのタイプに分かれます。
まずは昔からあるタイプで、天井面にレールが這うタイプ。
写真はオーソドックスなタイプで、レール面が天井面から2㎝程度飛び出して(下がって)います。
これの上級バージョンで、レール面が天井面と同じレベルになる、つまりレールじたいが天井に埋め込まれているタイプのものもあります。
通常電気店では販売されておらず、電気工事士さんが電気材料として入手し設置する、というのが一般的です。
次のタイプは、「引掛けシーリング」を利用して、それをライティングレールに変身させるもの。『簡易型』ライティングレール、『簡易型』配線ダクトレール、と言われたりします。
天井面とレールの間にはかならず隙間ができます。この点は少し残念ですが
各メーカーからいろんな形状、仕組みのものが販売されています。
また、工務店さんがつけることもありますが、引掛けシーリングさえあれば、お客様(エンドユーザー)が自分でほとんど工具も使わずに設置することができるものが多いです。
これも電気店ではほとんど販売されていません(あっても種類が限られます)。お勧めはネットショップでの購入です。「ライティングレール」「ダクトレール」で検索すると、こういった簡易型のものが紹介されています。
基本形としては、引掛けシーリングから左右の離れ方が等距離になっていますが、いったん設置したあとでもご希望に応じて角度を変えたりできるもの、スライドさせて引掛けシーリングの位置がどちらかに偏るようにできるもの、それから色なども含めて、いろんなものが販売されています。
どのメーカーのものであっても同じ規格に基づいて作られていますので、あるものはコンコルディア照明のペンダントライトを吊るせない、などということはありません。その点は安心してお選び下さい。
スポットライトなどの中には「ライティングレール用」となっているものもありますが、ペンダントライトなどを下げる場合には多くの場合、アダプターとして、「ラィティングレール用引掛けシーリングプラグ」を使用しなければなりません。(下の写真の※印)
コンコルディア照明でもこのプラグを単体で販売しています。 商品番号 PLUG05
工務店、電気工事士さんのほうでご用意されるケースもあります。 必要だからということで逆にダブってしまわないようにもお気をつけください。一般的なレール(電気工事士さんが天井に直接設置するダクトレール)の場合は一般的に、一か所あたり3㎏くらいまでかと思いますが、詳しくは施工した電気屋さんにお尋ねください。部材のメーカーによって差があったり、レール〇〇mあたり総重量で〇〇㎏まで、といった制限がある場合があります。
簡易型のライティングレールの場合は、どのメーカーのものであっても、レールじたいの重さも含めて5㎏まで、という了解でほぼ大丈夫かと思います。すなわち、そこに吊るす器具だけだと、合わせて4㎏くらいまでということになると思います。 ただ、それがレールの片方に寄ってしまうとダメ、とかの制限はありますので、詳しくは各メーカーさんの説明書をご覧ください。