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コンコルディア照明

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照明選びのヒント

 

1.新築の場合、コンコルディアの照明はいつ選ぶべきか

※この記述は、一般的な木造注文住宅の場合について照明器具を選ぶタイミングについてです。その他の工法・スタイルについては、この記述に当てはまらない場合がありますから、ご注意ください。

【スタート】

ハウスメーカーさんとの話が始まり、何度か図面のやりとりをして大枠が固まります。そして徐々に内装の話になっていき、皆さまの頭のなかに完成イメージが湧いてきます。 具体的に見える形ではないので、若干もどかしい部分があるとは思いますが、まずはこの時に照明のことを構想の中に入れましょう。
どんなタイプの照明になりそうでしょうか。 ●埋め込みのダウンライト中心で、デザイン性のある器具は使わない ●北欧系のキレのある照明器具 ●シンプルだけどあまり冷たくなく、温かみのある照明器具 ●木のテイストに合わせて温もりのある照明 ●ちょっとエレガントでお客様にもちょっと注目してほしい照明器具 ●和であっても洋であっても、昔からのデザインで飽きのこない照明器具 ●クリスタルをふんだんに使った豪華なシャンデリア照明
人それぞれにいろんな好みがありますが、内装のお話の中で照明のことも忘れず、ご家族との話し合いの中にも是非照明の項目を入れて頂きたいものです。そして、照明のことも含めた、内装の構想をつかまれると良いと思います。 これが「すてきな照明」の第一歩です。照明器具を選ぶ

【図面の完成】

基本の図面ができましたら、次に配線図面ができることになります。概ね照明の構想が伝わっていれば、この段階で配線図面にも反映されるはずですが、まだ時間的に修正は可能です。意図と違うことがあっても慌てることはありません。こんなものかとあきらめず、しっかりと考えを伝えましょう。 ハウスメーカーさんによってはこの配線図面を利用して大手照明メーカーと合わせ、照明プランを作成してくれます。
初回のプランが100%満足できるもの、というのはなかなか難しいですから、 ●これをもとにハウスメーカーさんを通じて変更をお願いする ●(ハウスメーカーさんの了解を得たうえで)この中の一部の照明を自分たちが購入して持ち込む形にする【施主支給】 ●最初から、照明メーカーさんのプランに頼らず、自分たちで決め、あとはハウスメーカーさんと相談する(ハウスメーカーさんの購入/施主支給を決める)、のいずれかを選択することになります。
おぼろげな構想がひとつひとつ形になっていきます。そしてこの時期に悩めば悩むほど、結果として良い照明に出会えます。 図面を見ながら照明を考える

【着工・上棟】

基礎工事が始まると、ハウスメーカーさんからは、「そろそろ照明器具を確定してください」というようなリクエストがきます。 上棟というのは、基礎の上に躯体が立ち上がる、家の形に材木が組み合わされることですが、上棟の直後には、壁が立ち上がると同時に家じゅうに電線が張り巡らされます。これが基本となりますので、この時までに照明も、「どういったものをどの場所に」といった程度までは決めることになります。たとえば後になって、この壁に照明が欲しかった、とお願いしても、その時はもう実現できないかもしれません。 あとまわしにしないで、ここで頑張ってしっかりと決めましょう。 そうすることで、同じ予算でとても良い照明のお家になりますよ。 ただ、施主支給で用意する場合、「商品番号●●●」とまでは決めなくても大丈夫。どういったタイプのものをどの場所に、という希望だけでも伝えておいてください。もうすこし時間はあります。

【完成・引き渡し前】

工事は進み、壁や天井が貼られると、その時点で照明取りつけ予定の位置に穴があいて電線が飛び出した状態になります。さらに諸工事は進み、完成前になりますと、壁紙が貼られます。貼られると乾燥を待ったうえで、電気工事士さんが入って、照明やエアコンなどを設置します。 ハウスメーカーさんが用意する照明器具も、施主支給の照明器具もこのタイミングまでに現場に用意されていなくてはなりません。 施主支給の場合も、かならずハウスメーカーさんから、いつまでにどこに届けてくれ、との依頼があるはずですから、商品がそのタイミングまでに届くよう手配してください。コンコルディア照明の場合、ご注文後ある程度作業日数を頂戴し、10営業日以内に発送することをお約束していますから、2週間ほど前までにご注文いただければ問題はありません(在庫のない商品はその限りではありません。予めご確認ください。)。あるいは、商品が決まった時点でご注文・ご精算を完了いただき、ある程度コンコルディア照明で保管したあとにお届けすることも可能です(その方が安心ではあります)。また、お届け先も、現場・ハウスメーカーさん、電気屋さんなどどこにご指定いただいても結構です。 あとは取りつけです。コンコルディア照明の器具は日本の電気工事士さんが取りつけやすいように、輸入の照明にも当社開発の部品をつけていますので、安心してお選び頂けます。
コンコルディア照明の直付け式商品・紹介画像
 

2.照明器具は誰が購入して誰がつけるのか

照明を選ぶ人と設置する人、これはいろんなケースがあって、ハウスメーカーさんを選んだ時点で契約の内容によりその選択肢は狭まりますが、可能性があるのは次のようなもの(A~D)です。

【だれが購入するか】

まず最初に知っておいて頂きたいのは、ハウスメーカーが大手照明メーカーの商品を購入すればかなり安く入手できるため、施主への販売価格との差額を得ることができるということ。最近は一般消費者もネットで買えば定価の約半額でも購入できるという現実を見ると、ちょっと時代遅れな感じもしますが。
A.ハウスメーカーさん(HM)が特定の照明メーカーの器具を選択し、購入する。家の基本価格に入っているので、施主は原則照明を変更することは出来ない。最近の注文住宅ではほとんど見られない。 B.HMが特定の照明メーカーを通じて照明プランを作成。施主の希望を聞きながら調整をするが、基本的にHM指定のメーカーのものに限る。施主支給を希望すると、「それはできない」「それは家の保証に絡むので遠慮してほしい」として、結局指定メーカーの器具から選ばされる。 C.HMが特定の照明メーカーを通じて照明プランを作成。施主の希望を聞きながら調整をして、一部は施主支給の照明器具を選ぶこともできる。施主は比較的自由に自分の好きな照明を探して購入し、それをHMの指示通りに持ち込み、設置してもらう。最近一番多いのがこのパターン。施主の希望も反映しやすい。ただそれでも、かなり強くHMの購入を進められたり、施主支給の台数などに制限をかけるところもある。 D. HMが照明プランを作成することはせず、基本的にすべての照明を施主が決める。施主は自分で照明メーカーに赴いてプランを作ってもらったり、自分で計画をし、購入をする。自由度は100%あるが、正直ちょっとしんどいかもしれない。また、ダウンライトなどは構造との絡みがあるため結局HMに選んで購入してもらったりする必要がある。

【誰が設置するか】

ほとんどの新築家屋の場合、つけるのはHMが手配した電気屋さん(電気工事士さん)です。 HM手配の照明はもちろん、施主支給の照明もHMから「いつ頃」、「どこへ」運び込んでくれとの依頼が来ますから、それに従って手配しておけば、電気屋さんが設置してくれます。 ただ、上記のAやBの場合、どうしても希望の照明をつけたいときには、引き渡し後に改めて希望の照明をつける、ということになります。そのときは、電気屋さんは施主が照明器具のみならず、電気屋さんも自分で手配しなくてはなりません。引き渡しのときには、それを前提にして、たとえば天井に引掛けシーリングをつけたり、壁からの照明用に電線だけ用意して隠しておく、などの準備も必要です。 照明器具を設置する電気工事士さん
 

3.リフォーム特有の照明選びの注意点

リフォームの際の照明選びについてですが、まずリフォームと言ってもいろいろある点に注意です。照明に関して言うと、壁紙や天井を剥がさないリフォームは基本的に照明には影響がないので、ここでは、かなり大規模なリフォームを想定していると理解してください。

(簡単なリフォームすなわち、壁紙や天井を剥がさないケースでは、5項「既存の照明を新しいものに取り替えるときの注意点」にお進みください。)

新築と違って、リフォームの場合は打ち合わせが始まるとそれに引き続いてすぐに工事が始まるケースもあり、照明器具の選定に時間がかけられないことも多いです。さらに、希望の照明器具をつけたいと思っても全体の明るさが不足するのでつけられなかった、などということも起こります。

ですから、リフォームを思い立った時点で「照明」のことについても研究を開始し、打ち合わせのときには、希望の照明およびそれを設置したときに不足する光量を補うための照明器具(ダウンライトなど)について話し合って頂きたいものです。

このタイミングで特に照明に関するリクエストが施主側から出てこなければ、リフォーム会社は既存の部屋の既存の照明についてはそのまま生かす、というのが基本的な考え方です。たとえば、6畳の部屋を2つくっつけて12畳の広いリビングにする場合でも、もとの照明位置をそのまま引き継いで、12畳にメイン照明が2台つくことになります。それではなく12畳の真ん中に大きめのメイン照明をつけたい、またそれだけでは部屋の四隅が暗くなりそうという場合に備えて、ダウンライトを用意してもらえば、リフォームとは思えない仕上がりになります。

とても極端な例を申しますと、簡単な打ち合わせでリフォームを始め、終盤に近くなってから「〇〇日までに照明を用意してくれたら、既存の照明に替えてそちらを設置してあげますよ」と言われて、慌てて弊社に問合せをされるお客様がおられます。そのケースではいろいろと制限があって(準備にかかる日数とか在庫とか)、すこし妥協しなければならないこともあります。

ですから、もう一度言いますが、最初のリフォーム打ち合わせのタイミングで、しっかりと照明に関しても構想を伝える、あるいは、具体的な照明器具名をだして、これをつけたいと希望を伝える、というのがとても大切です。

 

4.マンションの照明選びでは、何に気をつけるか

マンションの照明選びが戸建ての照明の場合と異なるのは、天井照明が基本的に「引掛けシーリング」だということです。

リビングやダイニングといった、比較的大きな照明器具を設置する場所でも、引掛けシーリングが天井についています。ですから、次のいずれかの対応が必要です。

A.引掛けシーリング対応の照明器具を探してきて設置する。

引掛けシーリング用の照明はいくら重くても5㎏(*)ですから、選ぶときに選択肢が限られます。ただ、5㎏というと軽めに感じるかもしれませんが、実際にはけっこう大きなものも含まれます。コンコルディア照明の各商品の紹介の中で、「引掛けシーリングに変更可」と表記しているものは見た目が大きくても重量的に問題ありません。(コンコルディア照明では、自主規制的に5㎏ではなく「約4㎏までのものを引掛けシーリング対応可」としています。)

(*)リビングなどによく使われる「埋め込みローゼット型」の引掛けシーリングであれば両側にフックがついていますが、それにしっかりと重量が掛かるのであれば、10㎏まで吊り下げることができます。

B.天井の引掛けシーリングを外して天井構造に重量が掛かるべく電気屋さんに工事をしてもらう。

実際には、リビングやダイニングには、多くの場合「埋め込みローゼット型」引掛けシーリングがついています。下から見える円盤部分を外せば裏側に隠れていたボックスが現れますが、このボックスにきちんと照明器具をつなげば、10㎏までの照明を綺麗に吊ることができます。(コンコルディア照明ではこのボックスに接続できるベースをご用意していますので、ごく簡単な工事で済みます。)

 

5.既存の照明を新しいものに取り替えるときの注意点

【天井照明の日焼け】

長年使ってきた照明器具はたとえ蛍光灯など熱の出にくい器具であっても、ある程度の日焼けがあるものです。天井の壁紙などに例えば丸く跡形が残っていたりしますので、照明交換を予定するのであれば、まずは既存のものをできる範囲で外し、その点を確かめるのがよいでしょう。あまり日焼けが強くてしかも壁紙を貼り替えないのであれば(天井の壁紙を貼りかえる場合は全然気にしなくて良いです)、その跡形が隠れるような器具を選ぶと良いでしょう。 もっとも、たとえば新しい器具に近いところの跡形(2-3㎝大きいくらい)なら、じつはそんなに気にならないこともあります。

【器具のうらの電線穴とネジ穴】

既存の直付け(引掛けシーリング式ではなく直接結線してネジで固定してあるタイプ)の照明器具を外したとき、とくに壁の照明に多いのですが、壁から電線が出てくる穴が大きすぎて次の照明器具をつけたときにその穴が隠れないというケースがあります。(通常壁から電線を出すときには10-15ミリ程度の穴を開けそこから線を出します。) また、前の照明を外したらネジ穴が残り、次の照明をつけたときにもそのネジ穴が隠れない、といったこともあります。ネジ穴が隠れる新しい器具を見つけるか、あるいはそれを隠してくれるよう新しい器具を探す必要があります。 もっとも、残ったネジ穴をパテを使って補修する という方法もあります。白系の壁紙の場合であればうまく行くのではと思います。

【下地とネジの関係】

天井照明でも壁照明でも、直付けで取りつける際には、木ねじがしっかりと下地に入っている必要があり、新築時などはそのあたりの準備をしたうえで作業されています。 が、それを今度取り換える際、新しい照明器具のネジ位置が前の器具のものと同じとか似通っているとは限りません。 例えば前の壁照明は縦に10㎝間隔で2本のネジを使っていて、つまり下地も縦方向に用意されていた場合、次の照明の固定用ネジ2本が横方向に10㎝離れる、というようなケースでは(ちょっと極端な例ですが)うまくいかない可能性があります。下地の確認をしたうえで新たな器具を選ぶ必要があるのです。(計測する機器もあり、工務店さんや電気屋さんなら持っていると思います。) と言いながら、たいていの壁照明の場合は縦方向にネジ位置が設けられているので、問題ないとは思いますが。