コンコルディアの照明器具にLED電球は使えます。
でも、いろんなLED電球が売られているなか、どんなLED電球がコンコルディア照明の美しさを損なわずに使えるでしょうか。そんな観点から、最新のLED電球事情をレポートします。
まず認識として、コンコルディア照明が一番美しく見えるのは白熱電球です。でも、LED電球の方が長寿命で電気代も安く、熱くならないという利点がありますから、できればそれを満足させながら美しさを保てる電球が望ましいですね。
LED電球は日本で発売されてから15年前後になりますが、初期の頃はサイズも大きくまた熱に弱いLEDチップを守るために大きな放熱板も必要でした。放熱板があるために、光はどうしても一定の方向にしか届きません。
一方、弱点としてLED電球は一般的に熱に弱いLEDチップを守るために大きな放熱板が必要で、そのため光はどうしても一定の方向にしか届きません。また電球表面が白いものが主流でどうしても「不細工な電球」という印象をあたえます。
《フィラメント電球》
それに対してここに案内したいのは上の写真にあるような『フィラメント電球』と呼ばれる新しいタイプのLED電球です
白熱電球のフィラメントをイメージしたようなLEDチップを持つのが特徴で、透明のものも多く、かなり見た目は白熱電球に近いです。なかでも、放熱板を持たないものは、よく見ないと違いがわかりませんね。
コンコルディア照明のガラスシェードの中にはその影の模様が壁に映り込んでとてもきれいなものがありますが、一般的なLED電球をいれた場合はその影がほとんど出ません。
それに対してフィラメント電球を使う場合、白熱電球ほどのくっきりした影ではありませんがある程度の影も出ますので、美しさを大きく損なうことがありません。
ただ、フィラメント電球を手放しで褒めるわけにもいかないということを最後に述べます。
まず、寿命がたいていのもので約15000時間とされています。白熱電球の1000-2000時間よりもずっと長いものの、一般的なLED電球の約40000時間には劣ります。
また、なかなか日本の大手電球メーカー製のものは少なく、信頼性が確立されているとは言い難いです。ただ、コンコルディア照明のショールームでは実験的にもう1年以上使い続けていますが、特に問題はないと感じています。(メーカーは、アイリスオーヤ,Lepro, Tengyuan, 東京メタル, オーム, その他)